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既設ネオン管をLEDネオンに変えてみましょう!

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遠方からの視認性が高く、サインボード(看板)の訴求力を高める効果が期待できるネオン管。これを使った看板は、通称「ネオンサイン」と呼ばれます。

 

業務用照明では電気代が抑えられるLED照明が一般的になってきましたが、今でも既設のネオン管を使っているお店は少なくありません。それらをLEDネオンに変えると、コスト面だけでなくさまざまなメリットが期待できます。

 

 

ネオン管からLEDネオンに変えるメリット

ネオン管はネオンガスやアルゴン、水銀蒸気を封入したガラス管です。点灯時には9,000~15,000Vの高電圧をかけて放電を促し、安定した放電のためには安定器を設置しなければなりません。

 

既設ネオン管をLEDネオンに変えれば、例えば当社のLEDネオン(ボーダーV丸型)であればDC24Vの低電圧で安定した駆動が実現します。高電圧印加による放電現象を利用しないため、安全性が高く安心してご利用いただけます。

 

高電圧のかかるネオン管は設置する高さに規制がありますが、LEDネオンならそのような規制がかかりません。目に留まりやすい低位置にも設置が可能です。

 

災害に強いという点も、LEDネオンの大きなメリットです。ガラスを使用していないため、風害などで割れる心配がありません。

 

高電圧がかからないため一般電気工事の対象となり、メンテナンスも比較的容易です。

 

 

外壁既設ボーダーネオンをLEDネオンに変える場合のコスト

外壁既設ボーダーネオン(20m×2面)をLEDネオンに変更する場合、電材費にいくらかかるのか考えてみましょう。当社のLEDネオン(ボーダーV丸型)で計算してみます。

 

ボーダーV丸型(モノカラータイプ) 1万900円×40m=43万6,000円
電源装置(300W) OT300 2万4,000円×2台=4万8,000円
取付部材 1,560円×40セット=6万2,400円
合計 54万6,400円



電源装置には調光信号線付きの300Wタイプを使用。取付部材は「直線施工用のアルミレール」で算出しました。
※調光をかけない場合は、調光信号線を使わずに配線することで灯具を点灯させることができます。

調光システムを導入する場合は、さらにPWM調光コントローラも必要になります。

例 PWM調光コントローラ(品番:AKS-CTRL-RS2)



※壁スイッチタイプ以外にも各種調光器をお取り扱いしております。
 

既設ネオン管の代替用途として利用する場合の注意点

既設ネオン管をLEDネオンに取り換える場合、設置された碍子(がいし)は取り外す必要があります。碍子はネオン管に印加された高電圧によって、建物に漏電させないように絶縁しながらネオン管を支えるための部品ですが、LEDネオンでは必要なく、替わりに専用の取付部材を用いるためです。

 

また、LEDネオンはネオン管のように360°光るわけではありません。壁面まで光を照射したい場合には不向きとなります。また、昼間はLEDネオンよりも日光の方が強い影響で、光って見えない場合があります。日中の視認性が必要とされる施工現場では、注意が必要です。ちなみに弊社のLEDネオン(ボーダーV)であれば、蛍光灯直下に近づけた程度の外光量なら大丈夫です。

 

特に気を付けたい屋外施工の注意点

各種LEDネオンの中でも、「ボーダーV丸型」は屋外設置が可能なIP67相当の防水性能があるLEDネオンになります。

ただし、リード線の末端部は非防水構造になりますので、万全な防水連結作業を怠ると防水機能をうまく発揮できず灯具内部に毛管現象によって水が浸入し故障を誘発します。
リード線の末端部に水がが浸入しにくよう防水コネクタもお取り扱いしておりますので防水処理を怠らないよう確実な施工に努めてください。
当社が販売している防水コネクタを使用して確実な施工に努めてください。

  ボーダーV丸型用取付部材 
防水絶縁処理防水コネクタ 直線タイプ 曲線タイプ
 


電源装置は十分に大きな防水ボックス内へ格納するよう推奨しております。
IP66/67の防水タイプの電源装置ではありますが、直射日光にさらされるような環境や雨水がかかる環境に設置すると故障のリスクが上がりますのでボックス内に格納して雨水や直射日光に当たらないように設置ください。

防水ボックスの選定については小さなボックス内に格納すると、電源装置自体からの発熱によってボックス内部の温度が上がり、電源装置の安全装置が働き点灯しなくなる可能性もあります。故障やクレームといったトラブルの原因となるかもしれませんので電源装置のサイズに対して余裕のあるボックスをお選びください。

 

 

まとめ

既設ネオン管をLEDネオンに交換すれば一定の導入コストがかかりますが、メンテナンス費用の低減など長期的にはお得になる場合があります。安全性の観点でも、ガラスを使用しないLEDネオンなら安心して使用できます。

当社では一般照明業界でも通用するプロ用の品質を備えたLEDネオンを販売しております。最大L=5mと長さがあり、発光幅も様々な用途で優位性を発揮する製品なので、こだわりの強い顧客へのご提案にこそぜひ当社のLEDネオンをお役立てください。



ボーダーV丸型の詳細についてはこちら ↓






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