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規制対象のネオン管からLEDネオンへ

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フランスで発明され、アメリカでは店舗の照明広告として広まり、歴史とともに発展を遂げてきたネオン管と、発光電圧がこれまでの高電圧(6000ボルト~15000ボルト)とは大きく異なる特別安全低電圧(12ボルト~24ボルト)でフルカラーの発色も可能になり、多様なニーズに対応できるようになってきた LEDネオン。最近では消防法や環境汚染問題でネオン管が規制対象となったことにより、ますますLEDネオンのニーズが高まっています。今回は、その特性と移り変わりに迫ります。

 

 

歓楽街や人が集まる場所には必ずあった「ネオン」

赤や青や黄色に美しく光るネオン。夜の街にはなくてはならない物でした。お店の名前の文字、喫茶店でのデザインされたコーヒーカップの絵、美しくデザインされたフィギュア、或いはビルの屋上に大規模の広告など、夜の街は赤や青色に輝くネオンが光輝いていました。ネオンは街を華やかにいろどり人の眼を楽しませる街にはなくてはならない物でした。

 

 

火災予防条例で規制対象となった「ネオン管」

ネオン管を点灯させるには不活性ガスの封入が必要となります。またネオン管の両端から6000ボルトから15000ボルトの高電圧をかけて発光させる為にネオントランスが必要となります。

 

ネオン管灯設備やネオン変圧器に不具合が発生すると、場合によっては高電圧が建物の構造物にリークし火災に結びつく恐れがあります。その為ネオン管の設置工事では消防機関への届け出が必要となります。

 

 

ネオン管が減り続ける理由は技術者の減少にあった

ネオン管は、ガラス管をバーナーで熱して曲げ加工する工程、ガラス管にガスを注入する工程、ガスが漏れないように完全密封する工程など、製作するには高度の勘と熟練を要する専門的な手作業が必要です。ネオン業界の維持にはその技術継承が非常に重要ですが、LED化とサインに掛けるコストの低予算化によってネオン需要の減少と相俟って跡継ぎになる人が減少し、現在製作できる職人は高齢者が多くなっているのが実情です。

 

 

ネオンに代わるLEDネオン

 
>>「ボーダーHミニ・インドア」の詳細はこちら

LEDネオンとはテープ状の基板にLEDを並べ、乳半色のシリコーン材などで被膜したLED照明になります。LEDのドット感がなく、ネオン管のような柔らかなあかりを演出できることから徐々に普及しつつあります。
LEDネオンの点灯方法は、交流電圧AC100や200Vから直流電圧DC12ボルトやDC24ボルトに変圧させることで点灯できます。これに対しネオン管は6000ボルト~15000ボルトの高電圧で動作させるため、感電のリスクが高く、施工や保守の観点ではいかにネオンが危険でLEDネオンが安全であるかがわかります。

また、ネオンはアルゴンガスの青色とネオンガスの赤色の2色が基本ですが、LEDネオンは発色数の多さでも優れていることがわかります。
近年では「赤」「青」「緑」色がセットになったフルカラータイプのLED素子が登場しました制御器で細かく電流を調整することで「赤」「青」「緑」に限らず、どんな色にでも発色させることができます。
このフルカラータイプのLED素子が実装されたLEDネオンはDMXドライバーとコントローラに接続することでネオン管よりも多種多様な調光・調色・演出が可能になりました。

現状、当社ではフルカラータイプのLED照明の取扱いはありませんが、調色・調光の演出が可能な「140W-DMX調光ドライバー」を取扱っております。
DMXドライバー内にプリセットパターンを内蔵していますのでDMXコントローラなしで単純な調光・調色演出ができます。
もちろん市販のDMXコントローラと組み合わせることで大規模な調光システムを構築することもできます。

このような施工上の安全性や多様な演出パターンができることからLEDネオンを認知されるようになってきました。


>>「140W-DMX調光ドライバー」の詳細はこちら


下記動画は実際のデモ演出になります。




LEDネオンの製品

LEDネオンは製品化されて未だ時間がたってないため、まだその存在が十分には知られていません。一部専門業者が扱っていますが、国産のものはほとんどなく、海外からの輸入品に頼っているのが現状です。当社ではフルカラータイプのLEDネオンは取扱いがありませんが、単色カラータイプのストレート・カーブラインの電飾用途にオススメの国産LEDネオンを販売しております。屋外店頭ファサード用途では「ボーダーV」屋内の電飾用途では「ボーダーHミニ」と使用箇所に応じたLEDネオンをご提案できますので是非お試しいただければと思います。専用チャンネルに取り付けるだけの簡単施工でネオン管のような加工に熟練の技術が必要なく、DC24ボルト入力とネオン管に比べ比較的安全かつ簡単に施工ができるかと思います。

ネオン管では難しかった低い位置での施工もできますので、当社国産LEDネオンを活用して、今までにない空間を作ってみることにぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
当社LEDネオン製品の詳細につきましては下記関連製品よりご確認いただけます。














お問い合わせ

092-518-0981

 


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